お金の知識〜義務教育では教えてくれないお金の話をわかりやすく解説〜

人生

はじめに

みなさん、お金の勉強はしていますか?私達日本人は、義務教育という教育を受けて育っているので、お金の勉強をしないで育ちました。

それは私達の親も同じで、お金は汚いとか、お金の話をするなとか、何の根拠もない理屈を並べて、お金に対する知識を得る事を良しとしない風潮があります。

しかし、今の時代、政府が投資信託を推奨する時代となりました。それは、自分達の老後は自分達で何とかしろという国からのメッセージではないかと思います。

そうであるならば、お金の仕組みを理解して迫り来る老後に備えなければなりません。今回は、そんな自分達の将来を考えるためのお金の話です。

お金の知識を学校では教えてくれない理由

先程も話しましたが、義務教育はどういう経緯で出来たのかを知ると、自分達がお金の知識を何も知らない理由が分かります。まず、義務教育は、もともと1872年にできた『学制』に起因します。
なぜ学制が出来たかというと、富国強兵が背景にあります。国家の経済的発展と軍事力強化を目的としている富国強兵。これはアメリカを始めとした欧米諸国に対抗する為に掲げられました。
当時の日本は経済的に発展する為に、たくさんの物資を作る必要がありました。今は捨てるほど物で溢れてますが、当時は物がなかったのです。その為、富岡製糸場をはじめとした工場がたくさんあり、一部の資本家が多数の労働者を雇っていました。
また、軍事力を強化する為に国民皆兵が導入され、その後徴兵令まで出てきました。この経済的発展と軍事力強化を実現する為には、国の為に忠実に働く従順な労働者や兵士を生み出す必要があります。この様な人間を育てる為に、義務教育は出来たのです。恐ろしいですよね。
思い出してみると、確かに、まるで囚人のように狭い教室という空間に閉じ込められ、チャイム音と共に全員同じ行動を行う。先生は軍事的な立場で言うと指揮官。指揮官の指示のもとで時間割に沿って活動し、もしこの指揮官の指示に従わないものは問題児として更なる教育的指導を受ける事になります。それが私達の育った学校の元の姿なのです。
そのような環境下では、お金を生み出す事は資本主義国家を支える資本家の仕事という考えである為、従順な労働者には必要のない知識であるのです。必要ないどころか、ある意味伏せておきたい情報なのです。

親が言う事は正しいのか?

皆さん誰しも親に言われた事があるのではないでしょうか?『良い学校に行く為に勉強しろ』『大企業に入れたら安泰』『貯金をしろ』などなど、、、

果たしてどの親も同じ事を言うのは何故なのでしょうか?本当に親の言う通りにすると幸せな未来がくるのでしょうか?

ここまで読んで頂いた方は分かると思いますが、これは間違いです。まず、良い学校に行く為に勉強するとどうなるか?

良い学校に行く為には先生と言う名の指揮官の命令に従わなければなりません。そうすると主体性を持たない指示に従うだけの従順なロボットとなります。

もちろん、これは極端な例です。現代は情報社会となり、個性やリーダーシップも重んじられる社会となっています。しかし、子供の教育現場は、明治時代の学制からあまり変わっていないという事実があります。

このような教育の中で、主体性をもった人達が異人ならぬ偉人ではないかと思います。確かに恐ろしく個性のある人間がやはりメディアなどでも取り上げられますが、これは必然ですね。

次に大企業に入れたら安泰、、、私達の親やその親の世代。いわゆる団塊の世代と言われる人達は、年功序列というただ会社にいるだけでエスカレーター式に給料が上がり、65歳になったら退職金をもらい年金をもらい生涯安泰でした。

そのような時代を生きてきた人間の子供は、そう言われればそれを信じても仕方ないと思います。しかし現在はどうでしょうか?10年前、いや、5年前には想像出来なかったような大企業や銀行のリストラが後を絶ちません。今や大企業が安泰は幻想です。

最後に、貯金ですが、銀行にお金を預ける。これまでの日本ではそれが当然でしたし、今でもそれが一番安心と思っている人はいるかもしれません。確かに手元に全財産をもっておくのは怖いので、そういう意味では銀行は役にたつかもしれません。しかし、銀行に預けるメリットはそれ以外にあるのでしょうか?

銀行の金利は現在は0.001%程度となっています。これは、例えて言うと、100万円を1年間預けた時に利息が10円つく事になります。

しかし、昔は信じられませんが金利が8%の時代がありました。金利が8%という事は、同じく100万円を預けたとすると、1年で利息が8万円となります。2年目は、この108万円の8%の利息がつくので116万6,400円で、これが毎年続けば、およそ10年もあれば元金は2倍になります!銀行さまさまですね!

ですが、実際に私達の親やその親の世代ではそれが当然でした。皆銀行に預けるのが当たり前だったのです。結論ですが、親が言っている事は、過去の経験からものを言っているだけで、現在の日本には全くマッチしていません。つまり言う事を真に受けると老後に痛い目を見る事になります。

お金を使いお金を増やす

お金はどうしたら増えるのでしょうか?当然ですが、銀行に預けていると、使わずにコツコツ預ける一方であればお金は増えていきます。

しかし、これは昔のお金の増やし方です。今は金利が0.001%の時代ですので、お金の増やし方も変わりました。では、どう言う方法になったのかというと、お金を使ってお金を増やす方法になったのです。『使ったらお金は減るではないか!?』そう思われる方が多いと思います。

それは、お金の勉強をしなかった私達にとっては当然の疑問です。しかし、ここで言うお金を使う使い道というのは、『投資』です。正確に言うと、投資により得られる『資産』に使います

冒頭でも出てきましたが、今や国が『NISAやiDeco』など、投資をすすめる時代です。学校教育ではお金の事を何も教えてくれないのくせに、老後の蓄えを自分達で勉強して自分達で蓄えて下さいなんて無責任だ!と言いたくなりますよね。

投資は、自己投資や株式投資、不動産投資など様々なものがあります。お金をこのような『資産』として持つメリットは、色々あります。

よく例えられるものとしては保険です。保険も将来のために投資していると思っている方もいるかもしれません。確かに保険を使えた時は一時的なメリットを感じることが出来ます。しかし、保険会社が潰れた場合はどうなるのでしょうか?

また、お金の価値が変わった場合は?今100円のものが1,000円でないと買えない時代が来たとすると?契約上は入院日額5,000円の場合、価値は500円ですよ?そこまで調べた上で加入されるなら良いと思います。

これが『資産』という別の形で持っておくと、お金の価値が変わったとしても。株や不動産の価値は変わりませんので資産を残す事が出来ます。もちろん、失敗する可能性がある為自己投資してしっかり勉強をする必要があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?投資とは、株式投資なら企業は当然努力して利益を生み出そうとしているところに出資をして、その利益の一部をもらう行為です。不動産投資は、購入した不動産を人に貸したり売ったりしてその人から賃貸料などをもらう行為となります。

このように勉強をして投資のスキルを身につけたのならば、上手くいけば自分がお金を使うことで、他のところで企業や賃貸料金を払ってくれる住人が頑張って稼いだお金を、何もしていない出資しただけの自分が貰えることになるのです。

そして、その額が大きくなればなるほど返ってくるお金も大きくなります。これを繰り返す事で時間を使いお金を稼ぐ労働者から、投資以外に何もせずに利益を上げる資本家側にまわることができるのです。

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