お金の知識〜銀行預金はデメリットばかり!仕組みをわかりやすく解説〜

人生

はじめに

前回は、私達日本人がお金に無知である理由と、昔の安定という考え方、お金を増やす為に使いましょうという話をしました。
これまでの考え方を疑うキッカケになったのではないかと思います。そうであるならば、まず現在の自分の行動を変えなければいけません。
銀行に全財産を預けるのではなく、最低限を残して投資などの資産運用にまわすのが賢い使い方となります。では銀行に預けてもお金は増えないという話をしましたが、それどころか減ってしまうので、今回は銀行預金の罠についてお話しします。

銀行の仕組みと預金

まず、私たちは銀行にお金を預ける事を、預貯金と呼んでいます。しかし、お金を預けたと思っているかもしれませんが事実は違います。
なぜなら、銀行は私たちが預けたお金を保管しているわけではありません。私たちのお金を使っているのです。
具体的に言うと、個人や企業に貸付を行い、金利という利益を得ているのです。その為、私たちは預けているというよりか、表現としては、銀行にお金を貸していると言ったほうが正しいです。
これは、銀行の賃借対照表には預金が負債の部に記載されている事からも分かります。また、0.001%ですが金利が付くのも貸付を行なっている為と言えるでしょう。
しかし、そうであるとするならば、疑問に思う事が1つあります。銀行からお金を引き出す際に時間外や土日祝日であれば手数料がかかると思います。これは非常に不思議です。
お金を貸している相手に対して金利は100万円預けても1年で10円ぐらいしか付かない利息に対して、手数料は数百円とられてしまいます。
これは、自分が人に貸しているものを返してもらう際に、利息より手数料の方が高く、結果的に預けているお金は減ることになります。そのような事実があります。

なぜ銀行にお金を預けるのか?

銀行に預けると手数料がとられます。しかし、手数料がとられるのは当たり前と思っているし、お金を預けるのは自分の為と世間では言われています。結果としてお金が減るという事実があるにもかかわらず預金をする理由はなにかあるのでしょうか?
確かに、現金で全財産をもっておくのは危ないし、振込等の支払いは銀行がないと困ります。ある意味そのように信頼して利用しているので、手数料がかかるのも信用の金額と言ってしまえばそれまでです。
では、そもそも、貯金や預金が自分の為と言われているのはなぜなのか?それは、歴史が関係しています。時代は1941年の太平洋戦争まで遡りますが、国はこの戦争に必要な費用の一部を銀行の預貯金で賄おうとしました。その為、国は国民に預貯金を促そうと様々な施策を講じました。
結果として、国民は、自分達が戦争に勝つ為に預貯金をする必要がある。また、自分達の平和な生活を守る為に預貯金をする必要があると感化され、お国の為にと預貯金を行うようになりました。
この時代の考えが、預貯金をする事が、良いことだ、美徳だ、偉いことだ、という風潮が出来たのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?当時の状況下では、確かに自分達の生活が続けられるかどうかは、国の戦争の勝敗に左右されるので、国の為に必要な考えだったと言えるでしょう。
しかし、今は時代が違います。昔の価値観のまま無知の状態でただ銀行に預けていて、損をしてしまうのは何も考えていないと言わざるを得ません。
そのような盲目的に信用しきっている価値観を取り除き、預貯金の意味を考えて、今の時代に適した資産の運用を行う必要があります。

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