習慣化できる!モノゴトを継続するコツを紹介

人生

はじめに

何か新しいことをはじめたり、挑戦しようとした時に、最初の数日は続いていたのに、3日目あたりから、今日は疲れたから次の日にしようと思い、その次の日になったら時間がある時にしようと思い、時間ができたらやはりまた今度にしよう、、と気づいたら1ヶ月、3ヶ月、そして1年以上経っている。いわゆる三日坊主という経験をしたことがある人は多いと思います。しかし、三日坊主という言葉ができるほど、そのような人がたくさんいるのは、きちんとした理由があるのです。

人間には楽をしたいという潜在意識がある


そもそも、人は潜在意識として、苦痛を避けて楽をしたいと考えています。
昔を思い出してみてください。例えば、学校の夏休み。時間はたっぷりあったはずなのに、夏休みの最終日近くになってやっと宿題をやり始める。また、毎日の生活の中でも、勉強や宿題はやらずに遊んで1日終わる。なんとか遊んだ後に勉強をやろう思っても、たっぷり遊んで疲れており、はかどらない、集中できない。と勉強に苦痛を感じた経験があるはずです。そうすると、勉強や宿題は苦痛を感じる原因と思い込んでしまいます。結果として、勉強や宿題を毎日継続するのは辛く習慣化を妨げてしまいます。つまり、宿題や勉強という苦痛を避けて、遊んで楽したいというのが意識として存在し続けます。

いっぽうで、習慣となっていることには苦痛は伴いません。歯を磨くのを苦痛とは思わないはずです。勉強や宿題を継続しようとすることは、それ自体が、今までの遊んでいた「楽」の時間を、勉強する「苦痛」の時間に変えなければならない。という苦痛を伴うため続けられない。潜在意識として苦痛を避けて楽をしたいたいというのが人間であるため、仕方ないことなのです。この事実を理解して下さい。

習慣化に必要な条件


同じように、大人になっても、新たな挑戦。副業を始めたが続けられない、資格などの勉強を始めたが続かない。それは、あなたにとって副業や資格などの勉強が苦痛と感じている証拠でもあります。これが趣味の釣りや読書、ゲームであれば、いくら時間を使っても飽きないと思います。これは、苦痛とは逆に快楽を感じているからです。そのため、勉強しなければいけないのはわかっているのに、気づいたらYouTubeを見続けてしまい、時間がないという状況が発生します。知らないうちに苦痛を回避している。これが続かない理由です。大人になっても潜在意識は子供と同じなのです。

また昔を思い出してみて下さい。あなたは歯磨きを習慣化したのは何歳からですか?最初はめんどくさいと思っていませんでしたか?遊びに夢中でやらない日もあったのではないでしょうか?親から虫歯になるから歯磨きしなさいと怒られた記憶が私にもあります。しかし、その日は突然やってきます。本当に虫歯になってしまったのです。後悔しても治りません。歯は痛いうえ、それを治すために歯医者に行くと、「キーン」という不快音とともに、歯に穴を開けられるという恐怖が待っています。子供からすればそこそこ恐ろしい体験です。

つまり、歯磨きはそのような恐怖の実体験がベースにあるので、虫歯になる苦痛と歯磨きという作業の苦痛を天秤にかけて、歯磨きという作業を毎日選びとっているのです。これは、仕事にも同じことが言えます。仕事がなくなる=お金がなくなる=食べ物がなくなる=死ぬ。という死への恐怖から仕事を続けているかたがほとんどで、仕事に快楽を感じているという趣味=仕事という人はごく稀だと思います。

極端ですが、副業にしても資格などの勉強にしても、今すぐはじめて1年後成果を出さないと死ぬ。とうことを死神に宣告されて、副業や資格などの勉強を継続する苦痛と、1年後に死ぬという苦痛を天秤にかけた時に、今快楽に逃げるという選択する余裕はないため、継続できるはずです。しかし、そのような非科学的な現実はなく、私たちは、今よりもっと成長したい。とか、会社や周りの人に認めてもらいたいぐらいのモチベーションが原動力のため、なかなか続けることができないのです。よく、借金がある人が、事業を成功させてお金持ちになったという話がありますが、借金という恐怖体験がベースにあるため成功したと考えると、あながち間違っていないはずです。

潜在意識に負けずにモノゴトを継続するコツとは?


では、死神も見えない。借金もない自分は、継続することはできないではないか?とお考えになるかと思いますが、継続するためのコツはあるのです。それをお教えします。それは、「苦痛」を感じないように工夫することです。具体的には次に挙げることを実践してみて下さい。

●無心になってとりあえず『席』に着く
ここでいう『席』とはとりかかりのことです。時間を決めて、その時間になったら席に着くことです。そして、資格の勉強などであればペンを持つところまでとりかかってみて下さい。歯を磨いで数十年というベテランのあなたでさえ、たまに歯を磨くのを面倒に感じることがあるはずです。しかし、寝る前になれば何も考えず、気づけば歯ブラシに歯磨き粉をつけて口の中に入れているはずです。その段階までくれば、面倒くさいからやらないでおこうという感情は起きずらく、早く終わらせて寝よう。とか、べつのことを考えはじめているはずです。意外と人間は単純にできているのです。

●すぐにとりかかりれる準備をしておく
上記の内容の補足ですが、準備などとりかかり自体に時間がかかったり、工程が多いと、人間は苦痛を感じやすくなります。
例えば、ダイエットなどを目的として運動する場合などは、家で運動したほうがいいです。近所を走るなどでもいいかもしれません。ジムなどに通う場合などは、ジムに行くために洋服を着替えたり、家から遠いと車を運転したり、工程が増えるとそれを苦痛に感じてしまいます。
明日のために、運動の服を準備しておく。勉強するページを開いてペンを置くなど工夫をしましょう。

●誰かと約束をする、誰かに公言する
ジムに通うほうがよいパターンが1つだけあります。それは、誰かと一緒に通うことです。これは、楽しくなるからという面もありますが、人と一緒にジムに行く約束してそれを破るのは罪悪感がある、嫌われる
恐怖があるため辞めにくくなるという意味です。仕事も労働契約という約束になるので、これと近いです。友達や家族に、ダイエットで何kg痩せる!と公言するだけでも、誰かとの約束になります。今はSNSもありますので、副業でしたら自分と同じ仲間を探して、このような成果を出す!とその仲間に公言するのも効果的です。ライバルにもなり切磋琢磨できます。

●終わりの時間を決める
サラリーマンで仕事が嫌いという人でも毎日働けるのは、終わりがあるからです。1日8時間。1週間は5日間。終わりが決まっているから頑張れます。作業時間を決めて取り組みましょう。人によっては、作業量を決めるというのも良いです。勉強なら1日何問問題を解くとかも効果的です。

もう1つ「苦痛」を感じない工夫と同様に重要なことがあります。それは、「快楽」を感じる工夫をする。ということです。

●モチベーションを上げる方法を考える
例えば、私は好きなコーヒーを飲みながら仕事をする、というのを実践しています。他にも、お気に入りのペンを使って勉強する。高い時計をつけて副業する。苦痛を忘れられる工夫をしましょう。

●楽しみを準備する
私の場合は、子供の頃宿題をやってから、楽しみとして遊ぶことを実践していました。今では、例えば1ヶ月頑張ったら週末は友達と贅沢な食事をする。目標を達成したら欲しかったものを買う。など、楽しみのために頑張っていると思うと苦ではなくなります。

まとめ

以上を実践していけば、歯磨きを習慣化できたあなたであれば、今は苦痛と感じている新しい挑戦も、継続できるようになるはずです。ただ毎日を惰性的に生きるのではなく、自分のために、家族のために、将来や未来のために、挑戦しようと思うこと自体が素晴らしいことです。更にそれを実際にはじめることができる人間は少ないです。成功とは、挑戦した数と継続できた時間に比例すると思います。私もまだまだですが、この記事が参考になれば幸いです。

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